北海道の世界遺産・知床おすすめ観光スポット8選

北海道知床五湖の風景

北海道は、グルメや温泉、ウィンタースポーツを楽しめるとあって、幅広い層に人気がある観光地です。中でも、おすすめしたい観光地が、北海道の東部に位置する世界遺産の「知床」です。知床には手付かずの自然が残っていて、ここでしか見ることのできない動植物があり、2005年の「世界自然遺産」登録以降、国際的にも注目を集めています。

ここでは、知床の魅力的な8つの観光スポットをご紹介します。

世界遺産に登録された知床ってどんな場所?

エゾシカの家族と羅臼岳

知床半島は、長さ約65km、幅は基部で約25km、面積は約1,000平方キロメートルに及び、総面積の9割以上が国有林で、一部が知床国立公園になります。知床は、2005年7月に、日本で3例目となる世界自然遺産として登録されました。世界自然遺産は、ほかにも鹿児島の屋久島や東京の小笠原諸島などが登録されていて、独特な地形や地質、生態系、絶滅のおそれのある動植物が生息していることなどが条件となります。

知床の海には、冬になると、流氷によってプランクトンが運ばれてきます。プランクトンは、海洋生物のエサとなり、知床の海を豊かにします。栄養を蓄えたサケやマスが川を上って、陸上のヒグマなどのエサとなり、その陸上の生物の死骸が土に還り、やがて養分となって豊かな土壌が作られます。この海から陸への生態系が見られることや、希少な動植物の生息場所になっていることが評価され、知床は世界自然遺産に認定されました。

なお、世界遺産には、「自然遺産」のほかにも、「文化遺産」や「複合遺産」があります。文化遺産は、記念物、建造物群、遺跡、文化的景観が該当し、日本では古都京都の文化財や兵庫の姫路城などが登録されています。複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えていて、日本にはありませんが、オーストラリアのエアーズロックなどが登録されています。

知床の観光スポット「知床八景」

知床の観光スポットとして外せないのが、「知床八景」です。8ヵ所の景勝地について、それぞれご紹介します。

オシンコシンの滝

オシンコシンの滝

「オシンコシンの滝」は、途中から滝が2つに分かれて流れることから、「双美の滝」とも呼ばれています。「日本の滝百選」にも選ばれた、迫力ある水流は一見の価値ありです。雪解けで水量が増す春には、間近でオシンコシンの滝の水しぶきを体感することができます。また、滝の上には展望台があり、オホーツク海と知床連山を一望できます。オシンコシンの滝の場所は、斜里郡斜里町のチャラッセナイ川の河口付近になります。

オロンコ岩

オロンコ岩

「オロンコ岩」は、ウトロ港の近くにある、高さ約60mにもなる巨岩です。約170段の階段を登って向かう頂上からは、プユニ岬やオホーツク海、ウトロの街並み、知床連山などが、360°の大パノラマで見渡すことができます。頂上まで登るのは大変ですが、壮大な景色が広がります。

夕陽台

夕陽台

「夕陽台」は、ウトロ温泉街のある高台の展望台から美しい夕陽が見える名所です。広大な海原を夕陽が包み込み、オレンジ色の光が水面に映し出されます。すぐそばには「夕陽台の湯」という温泉もあり、その露天風呂に浸かりながら、夕陽を眺めることもできます。北海道の大自然と露天風呂のコラボレーションを体感してみてください。

プユニ岬

プユニ岬

「プユニ岬」は、ウトロから知床五湖へ向かう途中にある人気のビュースポットです。阿寒国立公園の山並みが見渡せ、オホーツク海一面の夕陽の情景は、特に絶景とされています。また、冬季には流氷が接岸し、海面に広がる真っ白い流氷の景色はとても幻想的です。プユニ岬は、オホーツク海の中でも流氷が接岸する時期が早く、北海道旅行でぜひ訪れたいスポットです。

フレペの滝

フレペの滝と断崖

「フレペの滝」は、プユニ岬の高さ約100mの断崖絶壁の途中から、オホーツク海に流れ落ちる滝です。知床国立公園内に所在します。フレペの滝は、年間を通して水量が少なく、しとしとと滝が流れ落ちる様子から、別名「乙女の涙」とも呼ばれています。知床国立公園内にある「知床自然センター」から20分ほど歩けば、フレペの滝の展望台に行くことができ、滝の脇から流れの一部を観賞することが可能です。

知床峠

知床峠の碑

「知床峠」は、斜里町ウトロと羅臼町のあいだにある、知床連山の尾根筋にあたる峠です。ドライブやツーリングコースとしても人気で、季節によって新緑や紅葉など、違った景観を楽しめます。冬季は積雪のために通行止めになりますが、春先には「雪壁ウォーク」というウォーキングイベントが開催されます。時期に合わせて、旅行プランを立てましょう。

知床五湖

知床五湖

原生林に囲まれ、壮大な自然を感じることができる「知床五湖」は、その名のとおり5つの湖を指します。晴れた日には、知床連山が湖面に映し出され、美しい風景に圧倒されることでしょう。

知床五湖は、多くの野生動物の生息地であり、2つの歩き方があります。ひとつは、湖の周りにある木道を歩く「高架木道」ルートで、3つの展望台から景色を楽しめます。もうひとつは、原生林の中を歩く「地上遊歩道」ルートで、ありのままの大自然の中で、トレッキングを楽しむことができます。

カムイワッカ湯の滝

カムイワッカ湯の滝

活火山の知床硫黄山の中腹から湧き出る温泉が、川に流れ込んでいます。複数ある天然温泉には、水着で入浴したり、水中用のサンダルを履いて遊んだりすることが可能です。カムイワッカ湯の滝の利用期間は、6~10月となります。状況に応じて期間は異なりますので、事前に確認をしてください。

自然豊かな知床を訪れよう

オオワシと流氷

知床は、冬の流氷の接岸をはじめ、夏のトレッキングなど、一年を通して大自然の見所たっぷりの世界自然遺産です。一度だけではなく、何度も訪れてみたい知床を、ぜひ堪能してみてください。

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